リトルとミックマックII | 乗馬センター入り口 | 厩舎と馬場
ここにいる馬は、エイシンシャーマン・ナイスナイスナイス・メジロファントム・ユートグラス・カーボンコピー・メジロアイガー・トウショウファルコ・タイイーグル・トワイライトブルー・トーワタケシバ・ユリタロウ・オールラウンド・ヒヨシチカラ・トウショウディアス・スーパーコアラ・ヒロフブキ・ハヤミドリです。
1日目の今日は、桜の舞い散る乗馬センターで、まず厩舎の説明や馬との接し方などを教わり、それから実際に常足(なみあし)で騎乗しました。
ここにいる馬は、ミックマックII・ナイスナイスナイス・メジロファントム・ユートグラス・カーボンコピー・メジロアイガー・トウショウファルコ・タイイーグル・トワイライトブルー・シルバーフィールド・トーワタケシバ・ユリタロウ・オールラウンド・ヤマトタケル・トウショウディアス・スーパーコアラ・ヒロフブキです。
ほかに、シャイヤー(馬車馬)のナンシー・ポニーのエスプリがいます。
私の乗った馬はトワイライトブルー号で、鹿毛(かげ 全体が茶色で、たてがみが黒い)四白流星(よんぱくりゅうせい 足4本が白くて、鼻筋が白い)の美しくて目立つ馬でした。特に長白(ちょうはく 足の白い部分が長い)が、まるでハイソックスをはいているようで、かわいい感じです。
まず、軽乗鞍(けいじょうあん)という、普通の鞍よりも簡易な物をつけて乗ります。馬の背にすぐ接しているぶん、馬の動きがよく分かります。
慣れたら馬上体操という、馬に乗りながら手足を軽く動かす運動をします。これにより、自分がリラックスして乗ることができるし、馬のリズムも少しつかむことができるようになります。
今日はまだ、調馬索(ちょうばさく)と言って、先生が長い綱を持って馬を操りながらグルグルと円をかいて歩くことをしました。
先生はいちおうムチを持っていますが、スタート・ストップ・常足(なみあし)・速足(はやあし)などの号令を、すべて口笛のような合図で送るのです。ちいさな合図にトワイライトブルー号は、ピタッ!と言うことをきくのです。
賢いなぁと、あらためて感心しました。
明日の2日目はどんなことを習うか楽しみです。
なお、競馬ファンのみなさんはご存じだと思いますが、トウショウファルコは尾花栗毛(ていうんですよね?)がみごとな、ハデな馬でした。わぁ〜、きれい!
私にとって難しかったのは、左右の手をバラバラに回すこと。つまり「右手を前回し、左手を後ろ回し」と言われても、気づくと両方が前回しになっているのです(笑)。
「よし、これだ!」と思うと「はい、それはクロールだよ」と笑われてしまう。結局、下馬するときに先生から「とても姿勢はいいですよ。バランスも悪くないですね。じゃ、あとは地上で手を回す練習をしておいてネ」とお言葉をいただいてしまった。
かくして、私の左右手回しの練習が始まった(笑)。
今日乗った馬は、ユリタロウ号です。彼は栗毛のわかいい馬でした。
しかし、厩舎や馬の手入れはまだまだ不慣れで、おまけに体力がいるのでけっこう疲れます。最初に馬房の掃除をするのですが、わらにまみれて整えたり、竹ぼうきであちこち掃除したり、中学生の部活のようです。
乗馬の後の馬の手入れも、蹴られないように注意しながら蹄(ひづめ)を洗ったり、丁寧に足の砂を落としたり、大きな体をブラシをかけたり・・・すべて体力勝負です。
先輩の乗馬生たちは手際よく片づけていきますが、私たちはまだやる順番すら覚えきれないので、いちいち確認しながらでも急いで行わなければいけないのです。
疲れますが、それだけ充実した、楽しい実習です。
今日の馬は、昨日と同じユリタロウ号でした。
先輩の話によると、この馬は上下の揺れの少ない、のりやすい馬なのだそうです。
ユリタロウ君、ありがとう。
東京競馬場は、すでに「皐月賞」の看板が飾られていました。
2週目に入りだいぶ慣れ、体力的にも疲労が少ないくてすみます。馬房の掃除や馬の手入れは相変わらずもたつきましが、今日は自分たちで手入れをする馬が少なかったのでなんとかこなせました。ホッ。
今日は一般の乗馬練習生のほかに、警視庁から乗馬練習者が数名来ていました。一緒に馬の手入れをした彼は機動隊員で、「近代五種」というスポーツのために練習をしていました。乗馬の他に、水泳・マラソン・射的・フェンシングを競い会うそうです。
「乗馬は得意ですか?」と聞くと「まだまだ、だネ」と笑っていました。
今日乗ったオールラウンド号はとっても揺れを感じる馬で、おまけに背が尾根のように急なので気を抜くとどんどんずり落ちそうになるのです。
はじめての鞍の練習は楽しくできましたが(それでも必死)、鐙(あぶみ)をはずすととたんにずり落ちそうになります。「落馬はマズイぞ」と鞍の取っ手に必死でつかまっていたら、練習終了時には腕がガクガク・・・。
夕飯のときも、一日遅い「怪鳥さんのお誕生日祝」を兼ねて外食に行ったら、おはしをもつ手も震えていました。つまんだご飯がブルブル・・・、あっ落ちそう、って感じで必死で食べました。
そんなふうにして終わった練習の帰り、厩舎で馬たちにニンジンをあげていたら佐々木君に出逢いました。厩舎作業のときいろいろ親切に教えてくれた人で、彼は厩務員志望で現在東京競馬場で修行中だそうです。
埼玉から通っている佐々木君は、高校時代に府中の祖父の家から乗馬少年団に通って練習しています。そのおじい様はなんと元ジョッキーで、殿堂入りしたメイヂヒカリ号に乗っていたのです! (佐々木君の母方の祖父にあたり「えびな−漢字不明−」さんといいます)
私が「急務員て、体力仕事だとつくづく実感しました」と言うと
「うん! 力仕事です」とたのもしそうに答えます。
「乗馬は楽しんだけど、馬の手入れがまだ不慣れでむずかしいの」と私が弱音をはくと
「でもボクは、馬の手入れをしてあげることが、いちばんおもしろいよ!」
と彼は目を輝かせていました。
今日はこれからバイクの最終試験を受けに行くとのこと。
がんばれ! 未来の厩務員。
ちなみに私の腕の痛みは、二の腕の部分がプチプチと内出血していました。 ゲゲ・・・、これって力を込めて握っていたせいで毛細血管が切れたってことなんですね。わぁ、我ながらビックリ。
今日乗った馬は、私の大好きなユリタロウ号で、講師も私が慣れている先生だったのでリラックスして乗れました。苦手だった軽速足(けいはやあし)も、しっかり矯正してもらいなんとか感をとりもどすことができました。
楽しく乗れた日は、あっという間に時間がたってしまいますね。
乗馬センターの敷地でスケッチをしている方がいました。府中市内に住む中学校の先生・綾部好男さんでした。
5月に個展を開くそうで、そのために馬の絵を描きにきているとのことでした。
私の乗ったヒロフブキ号はとっても賢い馬で、先生の号令を聞いて自分で判断して歩くのです! だから、私は自分自身の正しい乗馬姿勢に気をつければよいだけなので、とても楽しく乗れました。
馬の背から、遥かかなたの富士山が白くきれいに見えます。空も澄んで、本当に気持ちの良い日でした。
まだまだ未熟ですが、なんだか少しだけ一人前の”乗馬”をしたようで満足です。「自分が馬を操った」という感じで感動しました。
馬の手入れや、厩舎の手入れもだいぶ慣れました。
明日でこの教室もおわりです。最後まで気を抜かずにがんばろう!
さて、いよいよ今日でこの乗馬教室を卒業できました!
これからは「府中一般乗馬会」の会員として、東京競馬場の乗馬センターで練習を続けることができるのです。
末永く乗馬の練習を続けて、楽しく馬とつきあっていきたいです。
リトルの「乗馬体験感想文」はこちら。