☆リトルの馬宿(厩 うまやど)のページ

 バックナンバー 乗馬教室 97年後期(97年9月〜11月)


●ニューフェイスの馬と人間 (97.9.3)

 夏休みが終わり、リトルの乗馬レッスン後期が始まりました。
久しぶりの早起きで遅刻しないかという不安と、手入れ方法を忘れていないか非常に心配でした。なんとか、無事に乗馬をすることができホッとしました。

 前に紹介した「ウマぎらいの馬」メジロアイガー号は、相変わらず“先生の指示には”よく従い、なんと「駆歩はじめー」の号令にちゃんと駆歩を始めるのです。
かくして、リトルの初駆歩はメジロアイガー号に“乗せられて”、立派にできたのです! 駆歩はちょっと不安でしたが、なかなか気持ちよかったです。

 今日から新人さんがやってきました。10人の聴講生を見ていると、4月の自分たちを思いだしてとても懐かしいです。でも、私が「先輩」になるのかと思うと、まだまだ自信がないです。

 新しい馬「エイシンシャーマン号」がきました。まだ血統紹介板がないので詳しいことはわかりませんが、芦毛のかわいい馬です。
たまたま私が馬房の掃除をしてあげましたが、馬を出すときなどおとなしく従ってくれました。
まだこの乗馬センターに不慣れな様子でしたが、落ち着いたら練習のとき乗せてもらえるかな。楽しみだな!


●ヒロフブキの逆襲!? (97.9.10)

 今日の乗馬はヒロフブキ号です。彼は背の高い馬で、駆歩も振りが大きくなりブンブン〜!って感じです。
私は振り払われないようにしっかり手綱を握って、動きに体をあわせてがんばりました。なんとか先生の号令にあわせて動かしたり、前の馬との距離感を保ったりすることができました。

 さて、問題は降りた後のことでした。いつもはポケットからニンジンを出して、ご褒美にあげるのですが、今日は持ってくるのをうっかり忘れてしまいすぐにあげることができませんでした。
賢いヒロフブキは「ちょうだい!」と私のポケットをさぐるので、「ごめんね、もどったらあげるから」と言ったのですが、彼は非常に不満そうでした。
 戻ったときにニンジンをあげたのですが、馬体を洗って引き馬をしていると「お腹すいた!」と勝手に草むらの方へどんどん行ってしまったのです。
まるで、「ニンジンをすぐにくれないからだよ〜」とでも言いたげに、力強く進んでしまいます。
 私の手は、引っ張られた手綱ですりむけてしまいました。
う・・・、スリスリ痛いよぉ。今度は忘れないから許してね>ヒロ


●嵐の前のアラシ(97.9.18)

 台風19号が去って、台風20号が近づいています。私は久しぶりにポニーのマグパイ号に乗りました。
 今回マグパイに乗るのは私だけで、馬の手入れや鞍を着ける「馬装(ばそう)」を自分一人で頑張りました・・・が、途中で鞍の一部を間違って着けてしまい、やり直していたら馬場に出るのが一番遅くなってしまいました。
・・・反省。
今度先輩の手伝いをするときは、鞍の着け方も自分で練習してみよぉ。

 肝心の乗馬の方は、もともと走ってくれないマグパイですから、みんなに追いつくだけで精一杯でした。
 でも、今日の乗馬で一番の出来事は、みんなの「落馬」が非常に多かったことです。
今日は新人の講習生も部班に乗り、全部で3鞍行ったのですが、そのたびに2〜3頭くらい暴れてしまい落馬する人が何人もいました。

 嵐が近づいて、馬たちも落ち着かなかったのでしょうか。
いずれにしても、どんなときでも落ち着いて乗らなくちゃ行けませんね。


●責任者はちょっと緊張(97.9.24)

 一月に1度くらいの割合で、「その日の責任者」というのが回ってきます。私は2度目だったのですが、まだまだ不慣れで落ち度がないかちょっと不安でした。
 出席をとって、諸注意を読み上げ、掃除の進行を指示し、水栓などの確認・・・乗馬の後も馬場の蹄跡直し、汚れた物の洗濯など、いろいろな仕事があります。
今日は先輩とともに何とか失敗なくできたかな、と思います。

 乗馬は前回に続き、またマグパイ号でした。
今回は同期のメンバーと一緒だったので、二人で苦労しながらも何とか馬装できよかったです。
今日のマグパイは、けっこう走ってくれてよかった。


●秋の日は乗馬日和(97.10.8)

 月末の原稿締切が忙しく、一週間ぶりの乗馬です。10月初めての練習はうららかな天気で、吹く風がとっても気持ちいいです。乗馬センターの向こうの、ケヤキ並木のてっぺんも少し色づいてきました。

 私の乗ったトウショウファルコ号の金色のたてがみも、三つ編みがかわいらしく揺れて本当にいい気持ち! でも、彼は周りの虫が気になるのかブンブンと頭をふるので、そのたびに軽速歩のリズムがとれなくなってしまい「手前が違う」と何度も先生から注意されてしまいました。

 新入りのエイシンシャーマン号が去勢したそうで、ロープで暴れないようにつながれていました。でも、彼の瞳はいつ見ての愛くるしんだけどね。


●マグパイ号のリボン(97.10.22)

 10月から中央競馬が東京開催になり、府中の競馬場は週末になると賑やかです。
競馬場のなかはレースの観戦以外にも、競馬博物館やアスレチック広場などがありけっこう遊べます。実はそんな記事を、アパートマンション情報『minimini』に書き、11月5日に発行されます(書店で見かけたら立ち読みしてみてネ。買わなくてもいいので)
その記事でも紹介したのですが、競馬場では子供を対象にポニーの乗馬サービスをしており、乗馬センターにいるマグパイ号たちが活躍します。

 今日、私が乗ったのは、そのマグパイ号でした。ちょっとオシャレ(!?)して、アルピナ号とともに前髪を三つ編みにしてリボンを着けて、なかなか可愛かったですよ。

 責任者当番で慌ただしくて、他の仲間とあまりおしゃべりする暇がありませんでした。吹く風は相変わらず気持ちよくて、乗馬日和が続いています。


●馬は工事が嫌い(97.11.13)

 今日乗った馬は、私の大好きなユリタロウ号でした。
ところが近所の道で工事をしており、彼はそのガンガン響く音が気になるようです。私もイヤだなと思っていたら・・・突然のゴォーン!という音に、とうとう疾走してしまい、私は振り落とされてしましました。
 馬は、本当に敏感な動物です。競馬でも拍手やかけ声でびっくりさせないように!と言われるように、みなさんも観戦するときは気をつけてあげましょうね。

 しばらくこないうちに、新しい馬が2頭来ていました。ヒヨシチカラ号ハヤミドリ号、どうぞよろしくね。


●秋の競馬場は落ち葉の嵐(97.11.19)

 乗馬センターのある東京競馬場は、まわりにケヤキやたくさんの樹木があります。秋になるとそれらの木がいっせいに落葉し、厩舎の周りが落ち葉で埋もれてしまいます。私たちも練習前にまず落ち葉を掃き集めますが、掃除をするはじから次々に落ちてきて、全然キリがありません。まるで、落ち葉の嵐に包まれてしまったようです。
 久しぶりにスーパーコアラ号に乗りました。彼は、まださくへき矯正用ベルトをしていました(6月18日参照)。 練習の方は、人数が少なくて2鞍目が私を含めて3人しかいなくて、個人受講のようでした。

 掃除のとき、たまたまユートグラス号の馬房担当になったのですが、人間嫌いの彼に指を噛まれてしまいました。ふつうの馬は「掃除をするから出てね」と目を見て話しかけてあげるのですが、彼は目が合うと怒るようです。
 ちょっと気性は怖いですが、ユートグラスは真っ白な馬体がとってもきれいで、競馬の大きなレースではよく誘導馬をつとめています。



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