怪鳥とリトルのフィンランド旅行記 | |
クロスカントリーとコタ仲間〜第五日目 2002年1月20日〜 |
サーリセルカのあるラップランドは、急な山がなくてなだらかな丘が続きます。フィンランドで冬のホリデイを楽しむヨーロッパ人は、子どももお年寄りもみんなクロスカントリーを楽しんでいました。
ということで、私たちも挑戦してみました(前回は吹雪でスキーどころじゃなかったしね)。道具一式を借りてインストラクターの男性に教わりながら、数人でついていきます。最初はぎこちなかったけど、慣れてくると徐々に速く滑れるようになってきました。だんだん汗ばみ、天気もいいので周りの風景も楽しみました。インストラクターがスキーだけでなく、ラップランドの自然についても教えてくれて、途中にはリスも見られて楽しかった。
ただし、怪鳥はスキー板との相性が悪く(足首がかたいんです)、とーっても苦労しました。
画像はインストラクターの方とコース案内板の前で。
疲れてホテルへもどり一休みしてから、ショッピングセンターの軽食コーナーで昼食をとり店内をみてまわりました。そして、昨晩撮影したフィルム一本を、町に一軒しかない写真屋に出してみました。
ちなみに怪鳥は、現地で一度現像してみています。きちんと写ってるかどうか、写り具合の色合いはどうかなど、様子をみたいんですよね。ところが、だいたいベストショットはその中にあったりするのですが(^^;。
で、お店の人には必ずオーロラの写真だからと身振り手振りでよーく説明します。すると一所懸命焼いてくれますよね。プリントサイズやフィルムカットのコマ数が、日本と微妙に違いますけどね(ちなみにカナダでは4コマ、フィンランドでは5コマでカットされました。日本では6コマ)。
そして夕方、再び写真屋を訪れると、神妙な面もちで待っていた写真屋の彼は「これがベストショットだろ!」(多分英語)、と引き延ばしたプリントを広げて見せてくれました。「おー!」とうなったその先には、赤と緑が絶妙に混じり合った、とてもきれいな写真がありました。(この引き伸ばしプリントはサービスでした)。
「他もよく写ってるよ!」(多分英語)と言われて受け取り、よくお礼を言ってホテルに戻りました。確かに他のコマもとてもよく写っていて、初めてのフィンランドオーロラ写真は満足だったのでした。
写真はその時大伸ばししてもらった一コマ。拡大画像はこちら。
この日夕方から雲が広がり、星が見えそうになかったので、食事をゆっくりとり部屋で待機。時々非常口に監視に行っていたら、同じく監視していた「ライターお姉さま」(表現自嘲)とカーテン状に移動するオーロラを発見。慌ててうつらうつら寝ているリトルを起こし、身支度開始。
急いで身支度をしてコタへ行くとすでにみんなそろっていて、奉行様には「おそいでー」と声をかけられてしまいました。
オーロラは中くらいの規模のものが出続けていました。コタの面々はとりあえず一段落ついていたので、ストロボ撮影してもいい?と許可をとり、自分たちを入れ込んで記念撮影など撮ってみました。けっこういい感じにとれて、こちらも満足。
拡大画像はこちら
ちなみにコタ仲間とは、すっかり顔見知りになり、とても楽しいです。またこの日から札幌のご夫婦もコタ仲間に加わり、さらに賑やかになりました。
オーロラはいったん落ち着いていたのでソリ場を山頂に向かって登ってみました。ある程度いくと教会の明かりがジャマにならなずに撮影できるポイントがあると聞いたので散策してみたがイマイチ。「いい運動をした〜」とコタへ戻りました。
ちなみにこのソリ場、2年前はOKだったのですが、最近は登っていっては行けないことになってるらしいです。どうもすみません。
夜半過ぎからふたたびオーロラが広がってきましたが、ブレイクアップすることもなく、薄くなることも濃くなることもなく、変化が乏しいままずーと出続けていました。コタの面々は、何か激しくなることを期待してしばらく待っていたのですが、特に変化しないので3時で切り上げました。
この日のオーロラの詳しい画像はこちらへ