オーロラ報告

1月20日のオーロラたち

 サーリセルカ滞在3日目。昨晩大規模なオーロラが見られたので、この日も期待の一晩。


●記念撮影モード

 この日の夕方はあまり天気が良くなく、待機モードでゆっくりと夕食をとりました。21:30頃に非常口から空を覗くと(我々の部屋の窓は、北側が良く見えないのです)、カーテン型のオーロラが南へとうごめいていくのを目撃。慌てて準備をして、コタ(観測小屋)へと向かいました。

 22時頃現場に到着。オーロラは出ているものの、そんなに活発でないため、みんなはコタ待機モードでした。そこでみんなの了解をとって、フラッシュによる記念撮影をしてみました。



 前回カナダで見たときには、そこまでする余裕がなかったので、今回初挑戦となったのが左の写真。ちょっと変??


 下の二枚は、20秒間動き固定バージョン。ここは教会のナトリウム灯が赤く照らしているので、割と簡単に撮影することができるのです。

 


●赤い光の柱

 やがてオーロラは北東側で活発化の気配をみせました。そこで、北東側の空が見やすい、道の側に移動し、オーロラを観察しました。
 ゆっくりと形を変えるオーロラの中に、やがて赤く輝く部分が出現。北の低空側のオーロラの一部が活発化し、その上側に赤い光の柱が立ち、手前側のオーロラと重なったのでした。この赤い部分は短時間で姿を消し、オーロラはうねりながら北側へ去っていきました。

 

   

 23時頃、いったんオーロラが落ち着いたので、山の方へと歩いてみました。ソリ用のゲレンデからスキー場の方の山へと続く場所は、2年前の滞在では雪が深すぎてとても歩けなかったところなのです。
 とりあえず機材は持たずに上ってみたのですが、思ったほど良い場所ではなく、結局下山しました(後で、この辺は最近は行っては行けないことになってるらしいと知りました。どうもすみません)。


●メラメラとした(?)オーロラ

   

 24時半頃からは、再びオーロラが出始めました。北の空ではメラメラとした感じに見え、不思議な様相。


●ぶっといオーロラ

 このオーロラはいく筋かに分かれたりくっついたりしながら、さらに太く成長していきました。やがて東から西にでーんと横たわりました。写真にはよく写るのですが、見た目の変化は少なく、実際に見ていると面白みに欠けます(というのも、昨晩激しいオーロラも見てしまったからなのですが・・・(^^;)。

   


報告の表紙に戻る 日記に戻る