怪鳥とリトルのフィンランド旅行記

快晴のヘルシンキから日本へ

〜第十一日目 2002年1月26日〜


 起きたらすっかり晴天で、昨日の吹雪は何だったの?というくらい。朝食を食べに最上階へ上がったら、真っ青な空とやや雪の残っている街が見渡せました。でもたしかに、タンペレの地方新聞らしき新聞のトップニュースには「大雪のフィンランド」で、吹雪のタンペレの写真が載っています。北欧フィンランドでも、トップニュースとなるくらいの大雪だったようです。

 

 荷物をまとめてチェックアウトをすると、15時の空港集合までヘルシンキ観光をしました。2年前は暗い夕暮れに街を一周したくらいだったので、明るい空のもと見て回るのは初めて。前回見逃したウスペンスキ寺院を中心に、ヘルシンキ大聖堂などゆっくり見学。どちらも昼間だったので堂内の見学もできてよかったです。近くでお土産を買ったり、デパートを見て回ったりして、いよいよヘルシンキともお別れになりました。



左:ヘルシンキ大聖堂
手前の像は「アレクサンダー1世」で、この広場そのものに「元老院広場」と名前がついています。

右:ウスペンスキ寺院
北欧最大のロシア正教。院内の壁には、美しいテンペラ画の宗教芸術品が飾られていました。

 バスでバンター空港に向かいます。今回は充実した旅で、大満足で飛行機に乗れます。登場待ちの間に、サーリセルカで分かれた札幌夫婦や、おじさん3人組に再開しました。札幌夫婦はその後も夕方から朝まで粘って、ほぼ毎夜なんらかのオーロラを見たそうで、彼らも満足そうでした。一方、おじさん達は夜おそい時間にコタにやってきて、あまりオーロラを見られないまま早々にホテルに帰る日々だったそうです、あまり見られなかったようです。残念だったけど、やっぱりオーロラを見るのに粘りは必要なのよ。(とくに我らや札幌夫婦は初回のツアーで吹雪だった悔しさもあるからネ)



 ということで、とても悔しそうなおじさま方と記念撮影。でも早くもリベンジの計画のお話が出てました(^^)。

 そういえば、札幌のご夫婦とは記念撮影しませんでしたねー。ちょっと残念。

 こうして、悲喜こもごもの多くの人を乗せたフィンエアーAY073便成田行きは、17:20定刻通り離陸しフィンランドを後にしました。


 飛び立って約4時間半後、木星食を機内で観察しました。日本を出発するときから怪鳥さんが計算をしていたので、運が良ければぜひ観察したいと思っていました。
 現象予定時刻が近づいたので見やすそうな窓(トイレ近くの通路の窓とかね)を探して機内をちょっとキョロキョロ。結局、キャビンアテンダント用に空いていたシートが一番見やすかったので事情を説明してお願いしたら、パーサーに許可を取ってくださりOKが出ました。(ありがとうございます>フィンエア様 帰国後、お礼の手紙を書きました)
 おかげで無事、木星食を観測することができました。

 
木星食の詳細はこちらへ。


十日目へ  十二日目へ
もくじにもどる