怪鳥とリトルのフィンランド旅行記

サンタ郵便局からラップランドへ

〜第三日目 2002年1月18日〜


 ロバニエミ滞在3日目、この日はサンタクロース村を経由して、そのままサーリセルカへワゴンタクシーでの移動となります。

 まずサンタクロース村へ。昨日も長くいたせいか、サンタクロースにはすっかり顔を覚えられていて、たくさん話をしてしまいました。今日もサンタさんは上機嫌で、「サンタさん、曙ハンドネ(手のひらがでかい)」「曙ストップ、若乃花ストップ、貴之花No.1、OK?」(曙・若乃花は引退した)などなど話してくれました。



 郵便局や切手に関心のあるリトルは、サンタ郵便局も気に入りました。サンタクロースの座るイスのとなりには暖炉があり、反対側は世界中から届く子どもたちの手紙であふれています。

 以前は全ての手紙に返事が出された時代もあったそうです。今は、ごく一部に返事が届くそうです。

 ちなみに国外からの手紙のナンバーワンは日本からだそうです。


 郵便局には二つのポストがあります。フィンランドのポストはオレンジ色をしていて、左のポストが普通のポスト。
 右側の赤いポストに入れた手紙は、クリスマスに配達されるスペシャルポスト! ここから知人や家族にハガキを出すと、クリスマスにそれぞれの所に届きます。

 ということで、昨晩ホテルで書いたハガキを2通ポストに投函しました。一つは普通の葉書でオレンジポストに。今回の旅行は長いから、エアメールの方が本人たちより早く日本に着くでしょうね。
 もう一つはクリスマス用に赤いポストへ。サンタクロースの描かれたクリスマスデザインの切手を貼って出しました。ちゃんと届くでしょうか楽しみです。



 画像は投函から10カ月以上経って、わが家に届いた葉書。消印は2002年12月14日となっていました。到着したのは12月23日。もしかして日本国内に入った後も、時間調整されたかも?

 ちなみに2日目のサンタクロース村はすっかりなれたもの。サンタクロース関連のお土産を買ったり、北極圏証明書をもらったり、トナカイ料理を食べたり・・・と楽しんでいたら、どうやら「二人はサンタクロース村ファンだ!」とスタッフ達の間ですっかり有名になってしまったらしい(^^;



 これがサンタクロース村で発行される北極圏証明書。
 左側は日本語版(怪鳥)。右側は現地の言葉であるフィンランド語版。


 こんな道しるべもありました。
 東京までは、7360kmだそうです。


 この後は、午後2時からいよいよオーロラの見えるサーリセルカに移動。ワゴンタクシーで約3時間の旅でした。途中で居眠りをしていたら、あたりはすっかり暗くなっていてビックリ。そうだよね、どんどん北極圏を北上して太陽が低い所へ来たんだから。


 途中、休憩のためよったガソリンスタンド。フィンランドではほとんどの場合、コンビニというか雑貨屋というか、お店が併設されてます。
 怪鳥はここで、靴の中敷きをゲット。ユーロになって日が浅いので、このようなお店ではまだフィンランドマルカで値札表示されてました。「一体いくらなんだろう?」とちょっとビックリしてしまいました。


 そしてやっとのことで、サーリセルカに到着。町へ入る案内板が見えてきたら2年前を思い出してドキドキしていました。まもなく見慣れたスーパーマーケットやピザ屋が見えると「まさかもう一度ここへ来るとは思わなかったなぁ…」としみじみ。

 現地日本人ガイドさんから案内を受け(ちなみに2年前にもお会いしてました)、ホテルの部屋で一休み。
 なお、今回は日程の都合で(6泊もするので)リエコンリンナホテル(「雷鳥の城」という意味)で、完全にホテル形式の立派なお部屋でした。2年前はリエコンキエッピホテル(「雷鳥の巣」という意味)で、コテージタイプだったんですけどね。
 ちなみにヘルシンキ空港でわかれた童話作家志望の彼女と再開。

 そしていよいよオーロラ小屋(コタ)へ。曇っていたので今日は期待せずに様子を見る程度に。それでも雲間から木星・北斗七星・北極星が見たので、星一つ見えなかった2年前より前進!と安心しました。「うーん、北極星が高すぎてどっちが北かわかりにくいくらいだー」と自分が北極圏にいることを実感。
 今日は晴れないな、とあきらめてホテルへ戻りシャワーも浴びて寝ようと思ったそのとき、怪鳥さんがふとのぞいたベランダから満天の星空が! ビックリして急いで支度をしてもう一度コタへ行きました。
 このとき、数人といろいろおしゃべりしながらオーロラを待ちましたが、気配もないし時間も悪いので、今晩はお開きに。明日に期待することにしました。
 この時、オーロラ奉行(坂下)さんと出会ったんですよねー。コタの主というか(^^; とても愛されるキャラクターでした。


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