鉄道車両の展示コーナーでは、碓氷峠を走っていた本物の電気機関車(EF63型機関車)の1号機や、関門トンネルの工事用に使われたEF30など、歴史的にもめずらしい車両を見ることができます。
鉄道資料館では、碓氷峠のジオラマを自動で動く模型や、貴重な鉄道資料・写真が展示され、車両運転手シミュレーターとビデオ放映による碓氷峠の鉄道ごえ体験ができます。
また、2フィートゲージのイギリス製機関車(通称:あぷとくん)に乗って園内を1周することができます。コースの途中には、国の重要文化財にもなっているレンガ製「めがね橋」をかたどった橋があり、ありし日の碓氷峠鉄道のおもかげをしのぶことができます。
さらに、一日講習を受けると、碓氷峠を走っていた本物の電気機関車(EF63型機関車)を実際に運転することもできるのです! 鉄道ファンなら、ぜひチャレンジしてみたいですね。
110余年という鉄道の歴史の幕を閉じたこの場所に、今度は新しく鉄道文化が生まれるのです。鉄道は人間や物を運ぶだけでなく、その土地の文化も運んだのではないでしょうか。私たちは先人の鉄道技術に感謝するとともに、その歴史をいつまでも覚えていたいですね。
●入場料 小学生まで300円 中学生以上500円
(ただし、あぷとくんの乗車・機関車運転講習の料金は別)
●時間 10:00〜16:30(10/1〜2/末は 16:00まで)
●定休日 毎週火曜日(ゴールデンウィーク中は無休)
●場所 JR信越本線横川駅となり
●電話 027−380−4163
機関車に連結されて急坂を登る特急あさま。(1997年7月31日 撮影)
(中学生対象web原稿より写真・文 リトル)
☆関連リンク 碓氷峠の鉄道・最後の夏