ご感想はこちら。 リトルのページへ戻る
「伝統文化を継承する」の取材で、板橋近くの(株)亀の子束子西尾商店に行きました。たわしは天然繊維でできているので捨てるときは土に埋めれば、針金もサビてすべて自然にかえるというエコロジー商品。ガーデニングのプランターに埋めてもいいし、鉢の土に入れると水はけもバッチリ。
そんな亀の子束子は今でもすべて手作りで変形が少ないりっぱな品です(類似品に注意!)。堅いパームヤシ製と柔らかいシュロ製があってサイズもいろいろ。コップ洗い用の細長いのは奥までしっかり洗えるし、四角くカットしたのはお風呂場洗いに隅まで磨けて便利。そんな束子が、すっかり気に入りました。
レトロな看板もかわいい「亀の子束子」。オレンジの包装が目印です。
【亀の子束子の作り方】
材料はスリランカ産パームヤシの実からとれる繊維と中国産のシュロ。それらを10pほどに裁断し、針金ではさんでねじる。針金が左右の真ん中に来るようにしたり、はさむ繊維の厚さを同じにしたり、手作業でしかできない。
専用の機械でねじる。巻き具合も手作業で決まる。
(棒巻き)
棒巻きされたたわしを、やはり手作業で仕上げる。
半分に折って、周りに縄をわたす。棒巻きがきれいにできていないと、針金が出てきてうまく仕上がらない。
縄を中におりこんで、針金を曲げる。ペンチで先を丸めるとつるす部分ができあがり、完成!
(リトル)