そんなサッカーの起源は、イギリスといわれています。
8世紀ころのイギリスでは、戦争で相手国の将軍の首を取ると、勝利の声とともに切り取った首をけって、勝利をたたえたといいます。これがボールをけるゲームになり、1848年ケンブリッジ大学で「フットボール」として、競技ルールが制定されました。
ところが、イタリア人は「8世紀以前にすでに自国でボールをけるゲームがあった」と反論しています。でも、現在はイギリス説が有力視されています。
では、「サッカー」という言葉はどうやってできたのでしょうか。
もともと「Association football(アソシエーション=協会 フットボール)」と言っていったものの、Association部分の「A」と「iation」を取り、「cer」をつけるという変化をへて、最終的に「soccer=サッカー」という言葉になったようです。
ちなみに、「Union football(ユニオン=連合 フットボール)」という言葉もあり、こちらはラグビーのことです。
はえある第1回ワールドカップは、1930年にウルグアイで行われました。以来、4年に1度開催され、今年が第16回目です(1942年・1946は中止)。そして、次回2002年は日本と韓国での開催が決定しています。
これは史上初めてのワールドカップ共催であり、試合運営でもさまざまな問題をクリアーしなくてはいけないでしょう。なにより長い歴史の中で、日本にとって韓国は“近くて遠い国”でした。また、日本サッカーにとっても“強くて高い壁”です。
これからは、お互いの理解と協力で、ワールドカップという国際的な大会を成功させてほしいです。