●家族新聞「みんなしんぶん」は素朴で、新しくて、おもしろい!(97.5.15)

 リトルはいくつかの仕事をしていますがその中の一つ、調布の『Crossとーく』でかつて取材した家族新聞『みんなしんぶん』が、今月も私の所に届きました。

 全国でもいつくかの家族新聞が発行されていますが、この『みんなしんぶん』はすでに300号も出した新聞で、調布市の古橋進君(小5)が3代目編集長をしています。

 消費税が3%から5%になった実際のレシートを掲載したり、近所の木造電信柱を写真で紹介したり、憲法の日にちなんで日本国憲法をあらためて見直し、日本の平和と沖縄の問題を提案したり、本当に公私にわたって興味深く取り上げられています。

 「おばあちゃんが残した!?久米川の五本の庭木」は、37年前に住んだ久米川の団地がこの春訪れたら区画整理され、一面の平地にポツンと5本の木が残っていたお話です。この場所に住んで植えたグミの木や、高校入学記念の次郎柿など思い出の木が(ほかの全ての家の木がなくなっているのに)、自分の家の木だけ黄色いテープで囲われて残っていたそうです。
 「きっと、おばあちゃんが残してくれたのでしょう」という文章に、読んだ私までうれしくなりました。
 これからもこの5本の木が、その地に残って育つことを願います。

この記事の載っている「みんな新聞」304号の画像はこちら。
(サイズが135kもあるので、ご注意下さい。)



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