ミッキーマウスの生みの親は、アメリカ人のウォルト・ディズニーです。
ミズーリ州ののどかなカンザス市に住んでいた彼は、当時画家をめざしていました。仕事をさがして何度も新聞社に作品を持ちこみますが、「まったく才能がない」と言われて断られてしまいます。やがて、教会の絵を描く仕事をみつけましたが、給料が安くて作業場を借りられません。しかたなく彼は、父親のガレージを使って絵を描いていました。そしてここで、彼はミッキーマウスと出会ったのです。ディズニーが仕事をしていると、一匹のハツカネズミが床の上をチョロチョロします。彼がパンくずをネズミにあたえると、だんだん馴れて絵の近くまで来るようになりました。
このカンザス市のハツカネズミこそが、有名な映画スター「ミッキーマウス」のもとなのです。
その後、ディズニーは多くの作品を発表し、たくさんの映画を作りました。
彼はアイディアを生むために、毎週動物園へ出かけました。そして、いろいろな動物の動きや鳴き声を研究しました。また彼は、みなさんご存じのようにディズニーランドを創案し経営しました。そして、1966年にこの世を去るまで、自分の仕事をおおいに楽しみました。晩年ディズニーは「何百万ドルためこむより、映画を作る方がおもしろいんでね」と語ったといいます。
70歳になったミッキー&ミニーは、これからも世界中の子供たちを喜ばせてくれるでしょう。
(リトル)