リトルと怪鳥のエジプト旅行記・古代エジプトと天文

【アブ・シンベル神殿の朝日】

 エジプトで美しい星空を見たいと思ったら、砂漠地帯のオアシスに足を伸ばすか、アブ・シンベルに宿泊することだ。エジプト南端の街であるアブ・シンベルは小さいから街灯が少なく、すぐにヌビア砂漠が広がる。

 残念ながら、私の望んだ日数と内容では、アブ・シンベルを昼間見学するのが精一杯で一泊することは難しかったが、もしも次にエジプトへ行くことがあったら(怪鳥がビビる(^^;)アブ・シンベル神殿の夕暮れ、満天の星空、神殿を照らす日の出を見たい。ちなみに、夜の神殿壁面に映像を映す「音と光のショー」はとても美しく人気が高いそうだ。

 このアブ・シンベル神殿の入口からは一年に2回(2月22日と10月22日)だけ、一番奥の至聖所にある像の顔に朝日が差し込むようになっている。それは、この神殿を造ったラムセス2世の誕生日と戴冠式の日だという。


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