●第14回全国新作花火競技大会のおはなし(96.9.2)

 8月に行われる諏訪湖花火大会は有名ですが、最近注目を集めているのが「新作花火大会」です。今年は9月1日(日)に行われました。
 全国から集まった煙火師が、斬新なアイディアと技で、新しい花火を競い会うのです。
 作品にはタイトルをつけ、イメージ音楽を流しながら打ち上げます。規定の玉数があり、スターマインのように豪華にみせるより、一つ一つ凝ったつくりの物が上がります。
 例えば…『彗星』今年地球に飛来し話題となった百武彗星。夜空に美しく尾を引いて輝く神秘的な彗星を諏訪湖上に表現します −という花火もありました。

 近年は人出が増えてきて、お盆に負けないくらいの賑やかさです。交通規制をしないので、諏訪湖畔は人や車で渋滞でした。それでも、まだ子供やお年寄りが見れるくらいの余裕はあります(お盆は歩けないほど)。
 これからは「もうひとつの諏訪湖花火」として、穴場かもしれません。

 珍しい花火が上がり拍手の沸き起こるときもありますが、もうひと工夫ほしい作品もあります。このへんが、新作ならではの楽しみです。
 ここで発表された花火が、やがて全国で打ち上がるのだと思うと、花火界の新人たちのようで楽しみな気がします。
 あなたはどんな花火が好きですか?



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