怪鳥さんとの思い出の歌のなかに、「ニッコウキスゲ」というタイトルの歌があり、諏訪を舞台にストーリーがつづられています。昔、怪鳥さんに諏訪の話をするとき、山と湖とそばと霧ヶ峰と花火と御柱祭(おんばしら)が出てくるこの歌は、イメージを伝えやすくてたびたび話したり歌ったりしました。
以来、「府中にもムサシノキスゲがあるから一緒にみよう」と言っていたのですが、いつも遅すぎて3年目にしてやっと満開の花を見ることができました。ちなみに、見頃はゴールデンウィーク過ぎから5月中旬くらいですが、今年は春先に寒かったせいかとても遅れて5月下旬にやっと満開になりました。
この浅間山には他にも珍しい野草があるらしく、出会った方から「キンラン」「ギンラン」という可憐な花を教わりました。最近はグリーン・ブームのせいか、貴重な野草を根こそぎ持っていってしまう人がいるそうです。山で咲いてこそ美しい野草のに残念ですね。いつまでも、この山の自然を大切にしたいですね。