●御柱祭(おんばしら)の年にできた御神渡り(おみわたり)(98.1.30)

 諏訪湖をはさんで南にある諏訪大社上社から、北にある下社に向かって氷が筋状に盛り上がって走る「御神渡り」現象が7年ぶりに起こりました。ちょうど諏訪に帰省中のリトルと怪鳥は、さっそく湖面に近づいてみました。高いところで数十センチくらいあるでしょうか。実際に見ると、なかなか壮観です。
 新聞やTVでも報道されているので、平日の夕方にも関わらず大勢が見物に来ていて、コンパクトカメラを持った親子連れから、三脚に望遠カメラをセットした本格派までいました。

 御神渡りとは、字の通り「神様の渡った道」です。夫婦の神様がけんかで別々に暮らしていましたが、寂しくなった男神の上社が凍った湖面を渡って女神の下社まで渡った跡なのです。今春は「7年に一度の天下の大祭」諏訪大社御柱祭も行われるので、主役の神様の登場というわけかしら。
 盆地で昼と夜の寒暖の差が激しい諏訪は、昼に溶けた諏訪湖面の氷が夜再び凍り、膨張した部分に亀裂が入り盛り上がります。こうして大きな御神渡りができるときには、明け方「バリバリ」というごう音もするそうです。
 市内の八剱神社(やつるぎじんじゃ)では毎年神事を行い、御神渡りのできかたにより一年の吉凶を占います。今年はどうでしょうかね?

【御神渡りについてはこんなページもあります】「御神渡り」 「諏訪湖と御神渡りの紹介」



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