私はこのほたる祭に、小さなころから毎年出かけており、近年だんだん増えてきたように思います。実はこのホタルは、近くの高校の生物部の生徒さんが代々守り増やしてきてくれたものなのです。最盛期には、松尾峡と呼ばれるたんぼのあちこちでホタルが飛び交い、とても幻想的な景色になります。
もちろんあたりは真っ暗ですから、晴れていれば梅雨の合間のきれいな星空も楽しめます。ついでに、この松尾峡の近くを中央本線が通っており、ときおり走る電車のライトが、ちょっとした”銀河鉄道の夜”ムードを味わわせてくれます。
私と同じ諏訪市に住んでいるさだまさしさんの唄にも、このほたる祭をモチーフにした曲があります。みなさんご存知の『風の篝火』という唄で、歌詞にも出てくるように、まさに”降りしきる雪のような螢、螢、螢・・・”となります。
みなさんも、6月末から7月初めに信州に立ち寄る機会のある方は、夜までねばって辰野に足を伸ばすのもいいかもしれません。
私も出かける予定ですから、後日その感想も紹介します。お楽しみに!