●諏訪湖の花火大会のおはなし(96.8.2)

 リトルの生まれ育った諏訪では、毎年8月15日に諏訪湖花火大会が行なわれます。今年で48回になるこの花火大会は、初島という人工島を中心に10基の打ち上げ台から、10号早打やスターマインなど3万発が上がります。
 さて、この花火大会を楽しむ方法はいろいろありますので、地元民ならではの情報を簡単にご紹介します。

1、迫力を味わう! 祭の賑やかさと花火の大きさ・音の凄さを体感コース
 諏訪湖の花火大会のおもしろさはたくさんありますが、そのいくつかを味わうにはやっぱり近くで見るに限ります。屋台が並ぶ祭の賑わい、真下から花火を見上げる迫力、湖面に映った火花、その代表である「水上スターマイン」と何キロにも渡る「ナイヤガラ」、盆地の山にこだまする大音響と振動・・・。
 これらは、上諏訪駅から歩いて諏訪湖畔までいって、はじめて体験できます。でも、混み会うことは覚悟ですよ(それがいいんですけどネ)。湖畔の見やすい席はチケットがすぐに売り切れてます。そこで多くの家では、15日午前に無料席の場所取りをします。それもめんどうな学生たちは、無料席の脇に強引に入り込む(^^; 下諏訪側やヨットハーバー側ならけっこう見れます。もっと面倒な人は、柵の外の歩行者天国の道をうろつきながら見上げます。つかれたら適当にシートを敷いて座ります。

2、静かに味わう! ロマンティックに花火の美しさにみとれるコース
 ごちゃごちゃしたところじゃ落ち着かない、という人は遠くから見ましょう。ほどほどの遠さ(大きく見えて、見やすい所)は、常連さんが集まるのでやっぱりほどほどに混みます。例えば立石展望台、有賀峠、諏訪湖SA(近年、花火見物駐車が問題になり15日の使用は難しくなっています)など。
 もっと静かに見たいのなら、岡谷側からなどけっこう離れた場所になります。いずれにしても、車の移動は非常に混みます(特に、帰りが)。ほどほどのところまで来たら、おとなしく臨時駐車場に止めましょう。会場の近くに止めても脱出できなくなるから、帰りが遅くなるだけです。

 さて、あなたはどうやって楽しみますか? この花火大会最後の「ナイヤガラの滝」がすべて流れ落ちると、湖面を秋風が渡っていきます。お盆を過ぎると、諏訪はもう秋の気配なのです。



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