アジサイには、「ガクアジサイ」と呼ばれる額咲きのものと、装飾花がこんもりと球状になっている手まり咲きのものがあります。
シーボルトが愛したお滝さんにちなんで、学名を「オタクサ」とつけたのは後者のタイプです。
主なアジサイは、日本原産です。江戸時代にシーボルトらの手でヨーロッパにわたり品種改良され、大正ごろから西洋アジサイとして日本に里帰りしました。
調布市の神代植物公園では、6月10日から15日までアジサイ研究家の山本さんが集めた「あじさい展」を開くそうです。
アジサイの花言葉は「移り気」「浮気」など、あまり良いイメージがありませんね。
武士道でも桜と対象的に、もっとも遠い花として重きを置かれなかったそうです。「変化する、散り際が悪い」と嫌われたのです。
でも、せっかく美しく変わっていくのですから、その様子を楽しみたいですね。
薄暗い空の下、色とりどりのアジサイの花と傘の花を楽しみましょう!
*写真のアジサイは、自宅の庭に咲いたものです。