●98年 わがやの梅干し日記(98.8.10)

6月8日(月)梅購入

 梅干しに適しているのは、和歌山産の南高梅(なんこうばい)です。梅酒用などの青い梅とちがい、ちょっと赤く色づいているのが特徴です。
 今年は20キロ買ってきました。毎年、近所や親戚に分けるので、諏訪の実家でも楽しみに待っているくらいです。

 このまま、もうすこし熟すまで待ちます。家中、梅のさわやかな甘い香りでいっぱいです。

6月10日(水)梅のヘタ取り
 
ヘタの部分をきれいに取ります。そのあと洗って、水に浸します。
20キロもあると、二樽になります。

6月11日(木)梅の漬けこみ

一晩水につけた梅を水から上げて、一つ一つきれいにふきます。
荒塩と梅を交互に漬けて、最後におもしを乗せます。
梅1キロに塩160〜180gの割合。今回、20キロの梅には3.5キロの塩を使いました。



6月12日(金)梅の水が上がる

夜になって、梅の上まで水が出てきました。こうなるとカビる心配がないので安心です。このまま、しばらく様子をみます。



6月18日(木)紫蘇(しそ)を入れる

紫蘇をもんで色を出します。まずアクを出すために、塩で軽くもむと泡とにごった水が出ます。それを捨ててしまいます。
もう一度塩でもんだらOK。そのまま一晩寝かせてから、梅のたるに一緒に入れます。我が家では、上に入れると浮いてしまうので真ん中ぐらいに入れます。



6月21日(日)重石をはずす

すっかり梅も落ち着き、もう重石がいらなくなりました。色も梅に付いてきたようです。このまま軽くふたをしてしばらく置きます。



7月29日(水)漬けた梅を干す
 
土用の丑の日。まだ梅雨明けはしませんが、色もついたし充分漬かったのでざるに上げて干します。
義母がいうには「昔は『三日三晩外で干す』と言って、夜露にあてることがよかったのよ。でも、今の東京じゃ無理だから、縁側に干しましょう」とのこと。
この大きなざるは、結婚前に私が義両親を諏訪大社へ案内したとき、義母が気にいって2つ買ったものです。以来、毎年梅干しに活躍してくれています。
また、きれいな色のついた梅酢はビンに入れて保存し、紅生姜を作ったりします。

8月10日(月)梅干し完成

8月5日から長崎旅行に行ってる間に、梅干しが完成していました。母がたくさんのタッパーにつめて、諏訪の実家や親戚におすそわけしてくれました。今年もおいしくできて、来年までたっぷり味わえそうです。
いっただきまーす!



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