ギリシャ神話に登場する美少年ナルシスが、水に映った自分の美しさに恋して水に落ちて死んでしまい、そのあとに咲いた水仙がナルシスの化身と言われています。
 「ナルシスト」はそこから出た言葉ですが、たしかにすっくと立つ水仙の姿は、気品があります。

 

 なお、如月(きさらぎ)は「衣更着」とも書くので、一般的に着物をさらに重ね着る意といわれます。
 しかしこれも諸説があり、「生更ぎ」として草木の更生する意味だともいわれます。旧暦の2月は季語のうえでは「春」であり、やっぱり着物を重ねる寒さより草木の生える方があっていますね。