新宿三越美術館で4月12日から5月25日まで行っている「ロバート・キャパ全作品展」より。

崩れ落ちる兵士(左上)、”Dデー”作戦日に上陸するアメリカ軍の先陣部隊(右上)、パブロ・ピカソ フランソワーズ・ジローと彼らの息子(右中)、キャパ38歳の頃(右下)、イスラエルの併合収容所(下)など、リトルが印象に残った写真のポストカードが、売店で売られており買いました。
そのカードを入れてくれたロゴ袋も、ちょっと素敵ですよね。

 キャパは主に戦場写真を撮影した報道写真家ですが、彼がどれほど人間を愛していたのかよく伝わってきました。
 現代ならテレビやインターネットで、戦場の映像を即座に伝えることも可能です。
でも1930年代40年代というキャパの時代に、こんな衝撃的な映像を伝えようとしたなんて驚いてしまいます。

 戦場の臨場感に身震いしたり、墓場の女性に涙を誘われたり、子供の瞳に未来を願ったり、一枚一枚に吸い込まれるように感じました。
「本物」の迫力と、素晴らしさと、感動を覚えた、ロバート・キャパ写真展でした。