9時、とても眠いけど起床。朝食。
 10時、昨日書ききれなかった手紙を、ケースワーカー宛と在宅看護婦宛に書く。
 11時、みんなでお寺に行って、お布施を納めてお礼参り。ここの住職さんのお話(説法)はいつも興味深い。奥さんと保育園時代の話をして懐かしかった。
 12時、お墓参り。
 13時、姪が一人、先に帰るので駅まで送っていく。私たちは駅前の百貨店で贈答用菓子を買う。兄と子どもたちは、帰宅。
 14時、姉妹と怪鳥さんで病院へ行き、それぞれお世話になった先生方にお礼を伝えに回る。お礼の品と手紙と写真を渡しながら、感謝の言葉を伝える。
リハビリの川上先生からはマッサージの仕方を教わり、父にしてあげると気持ちいいと喜んでくれた。
ケースワーカーの渡辺さんには介護保険のことやターミナルケアのことを相談にのってもらった。おかげで、家で過ごしたいという父の希望を叶えてあげることができた。
在宅医療看護婦の橋爪さん、赤羽さん、伊藤さんには、外泊の往復につきそってもらい、父も家族も安心して家で過ごすことができた。病室にいるときも何度も様子を看にきてくれて、いっしょに父の過ごし方を考えてくれた。
7西病棟の看護士さんたちには、語りきれないくらいたくさんお世話になった。病院でロッキーと会えるように大勢でベッドを運んでくれたこともあった。特に中原士長さんには、家族の相談にのってもらった。最後に病院を出るとき、「ご家族の皆さんもお身体をお大事に」といたわってくれた。
そして、主治医の高林先生。常に父にとって最善と思われる医療を施してくださり、そのなかで父や私たち家族の希望をきいてくれた。父の様態について何度も何度も説明をしてくれて、家族は信頼してお願いすることができた。深く深く感謝している。ちなみに彼の個性的なネクタイやカラーシャツは家族の話題であり、病院ライフのささやかな楽しみの一つだった。この病院にお世話になって、本当に良かった。ありがとう、みなさん。
 15時、市役所で埋葬関係書類を確認してもらう。夕飯の買い出し。書類を再びお寺に提出。
 16時半、帰宅。みな疲れているのか、あるいは雨のせいか、ぼんやりと過ごす。お通夜と葬儀の時は天気がよくて良かった。傘をさしたり、足元がぬかるんだりするのは大変だからね。
 18時、夕食はみんなで焼き肉。父は家族が大勢い集まると、ホットプレートを出してよく焼き肉をやったな。
 19時、姪たちの食事が終わり、今度は大人たちの番。ビールを飲みながらワイワイとお肉を食べる。
 2時ころ、就寝。