リトルと怪鳥のバルセロナ旅行記


2007/6/8(二日目)の様子


【モンセラットまでハイキングに出発!】

バルセロナ1日目にしていきなり、電車で1時間ほど移動して郊外のモンセラットへ行くことにしました! この山は(ほうおう座流星群の論文でお知り合いになった)中村先生に教わった所なので「ぜひ行こう」と思ったわけですが、他の日は予定があって行けないので、いきなり滞在初日の遠出になりました。まだスペインに全然なれていないのに無謀にも大冒険に出かけて大丈夫でしょうか。何事もなく無事に帰ってこられるかけっこう不安〜。


まずは地下鉄で「スペイン広場駅」まで行き、そこからカタルーニャ鉄道に乗ります。スペインの鉄道は、次の電車が来るまでの時間を表示してくれるので「まだまだ来ないな」ってときはベンチに腰かけて待ったり、「すぐにやってきそうだな」ってときは立ったまま待ったりして、心の準備ができて便利です。上の写真なら、次の電車まであと2分48分。バルセロナの地下鉄は、おおよそ東京と同じくらいの時間間隔で走っています。


電車がホームに入ってくると、時間表示から「ENTRA」に切り替わります。手前の人は駅の監視員で、通勤時間など混雑時間はスリなどの見回りをしていました。

【コロニア・グエル駅で下車】

モンセラットへ行く途中、ガウディの実験場ともいえる半地下教会を見るために「コロニア・グエル村」に寄りました。


コロニア・グエル駅は無人駅でしたが、新しくてきれいな駅舎でした(別の出口もあります)。左側のコンクリート壁に刻まれているのがカタルーニャ鉄道のマーク。


この村は、グエル氏の繊維工場を中心に従業員の住宅や商店・学校・教会など、コロニー建設をスペインで初めて行ったところです。村全体が文化的で芸術的につくられています。


工場地帯から住宅地へ向かう最初にある建物。17世紀の住宅。


二つとも100年ほど前の建物で、現在は個人の住宅です。どちらも、こった重厚な造りです。

【コロニア・グエル教会】

この村のメイン建築物であるコロニア・グエル教会。ガウディの作品で世界遺産に登録されています。


この教会は二階建ての予定だったが、途中でサグラダ・ファミリアの建築を任され、それに専念するために未完成のままで終わったそうです。しかし、ガウディ建築の特徴である「逆さ釣り実験の曲線」による「懸垂線アーチ」や「双曲放物面」などが使われており、“ガウディの最高傑作”という人もいます。


教会入口にあたるポーチ。この天井のパラボラアーチはとても美しいです。

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