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５時間のバス移動で19時にホテルに到着、ウェルカムディナーでツアーやオーロラの紹介を聞いた後、22時30分からさっそくオーロラ観測に出発。観測場所は、バスで15分ほど移動する射撃練習場でした。
バスを降りるとそこは満天の星空！ フィンランドでかなえられなかった第一希望の「晴れ」をまずクリアー。そして北緯56度の高い北極星をみて「高緯度の空」も観賞。さらに高い位置で下方通過するカシオペヤやカペラを眺めて第二希望もＯＫ。
世界的に見ると、オーロラが観測できる場所としてはかなり南に位置するフォートマクマレイですが、それでも北緯は56度。カシオペアがかなり高い位置で下方通過していきます。写真ではアンドロメダ大星雲（M31）が通過していく姿も捉えられてました。
地平線近くの空の赤い部分は、市街地方面（真北方向）の光害。
まずは北天の星達をクリアしたので、あとは「かすかでもオーロラを見る」という希望が叶えられれば・・・。現地ツアー会社オーナーから「原住民に伝わるオーロラの呼び方」を教わりみんなで挑戦しました。手と手を合わせて指先を中に折って爪と爪をすりあわせながら口笛を吹くというもの。ツアーに参加した約40名のみんなが祈ってました。
何度かオーロラをよんであきらめかけた24時頃、「オーロラが出てるよ！」というオーナーの声に北の空を見るとかすかに緑の雲のようなものが！
「わ〜」と喜んで見つめたのもつかの間、すぐにかすんで消えてしまいました。その後１時過ぎまでねばりましたが、とうとうオーロラは現れずホテルへ戻りました。とりあえず私たちは第３希望が叶って、この日は満足しました。
北東の空を気にしていたのですが、もう少し北の方向にオーロラが出現。
慌ててカメラを向けたのですが、肉眼同様、緑がかったかすかな姿しか捉えられませんでした。
※写真：写真には写っていた赤いオーロラ
その後は、うすいもやのような白いものが何度か見えていましたが、色は緑がかってなく「なんなんだろう？」と思いながら撮影してみたのがこの写真。
すると実は赤いオーロラが写ってました。この日のオーロラははフォートマクマレイよりも北側で活動し、その高い位置に現れる赤いオーロラが、ぼんやりと白っぽく見えていたようです。
ホテル到着後、リトルと怪鳥はホテル周辺でも空を見ようと裏庭に出て観察し続けました。さきほどの射撃場とはちがって４等くらいまでしか見えませんが、それでもカナダ上空を通過する−３等のイリジウムを観測しました。
残念ながら光害の中でもわかるようなオーロラは出現しませんでしたが、今日は第４希望までかないました。